吊り看板は、吊り看板専門の看板屋さんに頼む方が良いってご存知でしたか?
普通の看板屋さんと、吊り看板専門の看板屋さんがつくる、吊り看板の違いをサクッとお話しますね(^^)
■吊り看板が必要なのは、その日だけ....
記念式典だったり、講演会、卒業式、コンサート、トークショー.....色々なイベントが体育館やホールなどで開催されますが、そこに付いている看板って、基本そのイベントの時だけに必要な看板だと言う視点で、発注したことあるでしょうか。
実は吊り看板を専門に作っている弊社のような看板屋さんは、吊り看板の下地素材に木枠&ベニアを使用し、その表面に加工紙をはったりしてベースのパネルを制作しています。
上記の写真にある白地部分は、いわゆる【紙】なんです(^^)
その日だけ、持てばいいので、上質な素材を使う必要はありませんよね!
(ちなみに加工紙でも種類を選べば、数日間の屋外での使用も可能なんです)
木枠&ベニアで作ったレンタルパネルに、イベントの度に、コストの安い白や色の加工紙を貼り込み下地をつくり、室内用の低コストのカッティング文字で看板をつくる。
そしてイベントが終わったら、その加工紙を剥がし、他のイベントでレンタルパネルを吊り看板として使用する。
レンタルパネルとしてパネルを使い回す事で、素材だけでなく、パネル部分の制作コストもさげる事ができるんです!
■普通の看板屋さんが、吊り看板を作ると.....
そんな吊り看板を普通の看板屋さんが作るとどうなるかと言うと、一つには屋外用の上質な素材をつかって、普通の屋外看板を作ってしまう。
もう一つは、中途半端に短期でokとの考えから、ベースには木枠&ベニアのパネルを使うものの、文字の部分をインクジェットプリンターで出力した紙ベースのモノを、木枠に巻き込み、タッカーや、場合に寄っては画鋲などで留めて、吊り看板として仕上げてしまい、結果、シワがでたりする。
意外とこんなケースが結構あります(^^;
当然、屋外用の素材を使えば、吊り看板を専門に作っている看板屋さんに比べコストは高くなりますし、シワがでた看板は、見栄えが悪くなったりしますよね。
吊り看板を発注するときには、こんな点に気をつけて、業者さんに制作方法等を事前にお聞きになってみるのもいいかも知れません。
■タイトなスケジュールでの施工がネック.....
もう一つ、吊り看板などを御依頼する時に、注意が必要なのは、施工性!
私達のような専門の看板屋さんが吊り看板を設置する時は、金具や留め具が外れにくいような付け方をするんですが、普通の看板屋さんは、意外とそのアタリを考えずに、看板上面にヒートン(S字ネジ)をうって、そこから吊すとかしてしまいがち.......上からねじ込んだらヒートン(S字ネジ)が抜けたらアウトですよね(^^;
またイベントなどのタイトな設営スケジュールだと、施工が手間取ることで全体のスケジュールに影響が出ることもあります。
例えばステージなどの場合、ステージ管理してる舞台屋さんと意思の疎通ができない為に、設営に手間取り、リハのスケジュールが推してしまったり〜なんて、事も起こりうります。
例えば舞台設営しているときに、『バトンから【ふたひろ】あけてください!』なんて指示が舞台屋さんから飛ぶんですが、【ふたひろ】って言われてもイベントの吊り看板になれていない方だとピンとこないはずなんです。
ちなみに上の写真の両サイドの縦看板って紙なんです。その上、実は縦看板(垂れ幕)の下部からワイヤーで張ってるってご存知でしょうか。空調で垂れ幕が揺れちゃうんで、そのケアしてるんです!
.........っと、書き出すと吊り看板一つをとっても、かなり専門性が多くて、キリが無いのでこの辺でお終いにしておきますね(^^)
イベントの吊り看板は地元の専門の看板屋さんに御依頼するか、アテがなければ、イベント会場に出入りしている舞台屋さんにお聞きになってみると、意外と専門の看板屋さんを紹介してくれたりします。
最近、不思議と東京などから吊り看板のお問合せがあるので、ググって見たら【吊り看板】とかで弊社ページが上位に表示されてるケースもあったんで、吊り看板ネタのブログを書いてみました~
参考にしてみてくださいね♬
またブログ記事、アップしますねー(^^)